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フードデリバリーサービス導入するならどうっちが良い?UberEatsとDeliveroo 比較してみた。

ジャパレス経営

日本でフードデリバリーサービスと言えば、UberEats、出前館、dデリバリーといったところが有名どころでしょうか。

ここオーストラリアのゴールドコーストではUberEatsが最もメジャーで、次いでDeliveroo、少しマイナーなMenulog の3社がシェアの大分分を占めている気がします。

では、いざ自分の店でフードデリバリーサービスを導入しようと考えた場合、皆さんならどこを選びますか?やはり一番メジャーなUberEatsでしょうか。それとも競合が少しでも少ないところでしょうか。

今回は、実際に自分が経営しているレストランにUberEatsとDeliverooを導入したところ、その2社の違いが見えましたのでまとめてみました。なお、Menulogは導入していないので情報はないです。

今後、フードデリバリーサービスの導入を検討している方にとって、どのサービスを選んだら良いのかの参考になればと思います。

店側の手数料

各社の手数料は下記の通り。

UberEats     注文総額の30%  
Deliveroo  注文総額の35%

UberEatsも2020年5月までは注文総額の35%でした。2020年5月以前はどうも契約店ごとに手数料が違っていたみたいで、少ないとこは28%くらいだったと聞いています。2020年5月以降は、全契約店一律注文額の30%になったはずです。

Deliverooは注文額の35%が手数料で、何度が割合を下げる交渉をしましたが、『UberEATSを辞めてDeliveroo一本にしてくれるなら32%まで下げる』と言われ、手数料値下げ交渉は断念しました。

手数料は若干ですがUberEatsの方がDeliverooより低くて良いですが、どちらにしろ高額ですね。

UberEatsとDeliverooからくる注文量

UberEatsとDeliverooからくる注文量ですが、これは圧倒的にUberEatsが多いです。一日に来るフードデリバリーサービスからの注文の内、9割以上がUberEatsです。そのくらい注文量には差があります。

注文内容に関しては、UberEatsは少量オーダーから大量オーダーまで様々ですが、Deliverooは比較的大量オーダーが来る傾向があります。

大量オーダーが来るとレストランとしては大喜びと思われがちですが、店内が混んでいる時に大量オーダーが入ると店に来店したお客様を待たせてしまうことになるので、実はあまり嬉しくないんですよね。

大抵は店内が混み始めるとデリバリーサービスのオーダーは一時休止するのですが、休止ボタン押す直前に大量オーダーが入ってしまうことがあるんですよね。これが一番きついですね。

なので、フードデリバリーサービスからのオーダーは適度な注文内容量が頻繁に来た方がコントロールしやすく、店としてはやりやすいです。

タブレットの使いやすさ

基本的な機能(オーダーを受ける、伝票を印刷する)はどちらも同じですが、以下の機能がUberEatsのタブレットにはあり、Deliverooのタブレットにはないです。

  • 金額変更機能
  • ピックアップ時間遅延機能

金額変更機能はオーダーを受け付けてから、お客様に請求する金額を変更できる機能です。この機能は頻繁に使います。よくあるのが、トッピング追加が選択できるようになっているにも関わらず、お客様が直接入力で『○○追加して』と書いてくることがあります。そういう時に金額変更機能で、追加トッピング代をタブレット上で入力できます。
Deliverooのタブレットにはこの機能がないので、お客さんがコメントでトッピングを追加してと要求してきた場合は、カスタマーセンターに都度電話して金額変更を伝えないといけないので、うちではコメントでの変更等の要求はすべて無視してます。とてもじゃないけど対応しきれません。

ピックアップ時間遅延機能は、ドライバーさんがお店に到着する時間を遅らせる機能です。店内が混んでいたり、フードデリバリーサービスのオーダーが重なったりした時に注文ごとにドライバーさんの到着を遅らせることができるので、頻繁に使う機能ですね。
Deliverooのタブレットにはこの機能がないので、混んでいる時はドライバーさんを待たせてしまうことになります。ドライバーさんによっては待たされることを極端に嫌がり、終始イライラしている人もいるので、この機能がないのはかなり問題だと思っています。

オーダー伝票の見易さ

結論から言ってしまうと、UberEatsが断然見やすいです。

UberEatsの伝票は各注文品名の横にその金額が記載されており、一番下にTotal金額が記載されています。一方、Deliverooの伝票には各注文品名の横にその金額が記載されておらず、一番下にTotal金額のみが記載されています。

店側からすると注文品それぞれに金額が記載されている方が間違いが起こりにくいですね。

カスタマーセンターの対応

カスタマーセンターの対応はUberEats/Deliverooどちらもそれほど変わりないです。

カスタマーセンターへの電話は若干ですがDeliverooの方がつながりにくい気がします。なお、カスタマーセンターの担当者はどちらもインド訛りの英語を話す方が対応することが多いですね。

メールでの問い合わせはUberEatsもDeliverooも大抵24時間以内に返信が来て、きっちり対応してくれます。

バッグの支給

UberEatsは定期的に紙袋を無料で注文できます。ただし、全オーダーをまかなうだけの量は無料で注文できないです。有料でUberEatsの紙袋を買うと1袋辺り約20セントします。結構高いです。そのため、少量のオーダーでは店側で用意したリサイクルビニール袋を使用しています。

一方、Deliverooは紙袋の支給は一切ありません。ご自身で用意した紙袋・ビニール袋を使う必要があります。Deliveroo専用の紙袋を購入することもできますが、こちらもUberEatsの紙袋同様20セントします。

【補足】
クイーンズランド州では2018年7月より再利用可能なビニール袋以外のビニール袋の使用が禁止になりました。要はそれまで使っていたペラッペラのビニール袋(1枚約1.2セント)が使えなくなり、Reduce、Reuse、Recycle 等が記載されたビニール袋(1枚約5セント)を使用しないといけなくなりました。
フードデリバリーサービスはただでさえ店側の手数料が高いのに、ビニール袋も自腹となると店側の負担はますます大きくなります。

結論

言わずもがな、UberEatsの圧勝ですね。
なので今ではよほど暇じゃない限りDeliverooの注文は受け付けないように休止してます。

今後オーストラリアでフードデリバリーサービスの導入を考えている方のご参考になればと思います。

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