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Australia Postによる日本への国際郵便料金

国際郵便・海外転送

オーストラリアから複数の小包を日本に送ろうかなとおもい、オーストラリアポスト(Australia Post)での送料を調べようとしたところ、HPの作りが実にわかりにくく、目的のページにたどり着くまでにかなり時間を費やしてしまいました。

既に送る荷物の重量と大きさが確定している場合は、『Calculate postage & delivery times』で簡単に送料を算出することができるのだが、今回僕が知りたかったのはオーストラリアから日本へ荷物を送った時の料金表です

日本語でオーストラリアの郵便事情に関してまとめられているサイトやブログは多数あったが、料金表について書いてあるのが一つも見つけられなかったので、せっかくなので今回シェアさせていただきます。オーストラリアから日本に小包を送るときの送料の参考になればと思います。

オーストラリアから日本への国際航空便

オーストラリアから日本へ国際郵便でお荷物を送るときは、とにかく安く送りたい場合の『エコノミー航空便』、お荷物の規格が設定されていている『定形国際小包』、お荷物の規格が設定されていない『定形外国際小包』の3種類があります。

それぞれの大まかな特徴は下表に通りです。

Economy
(エコノミー)
Standard
(普通)
Express
(速達)
Courier
(クーリエ)
最大重量2kg20kg20kg20kg
お届け日数25~営業日10~15営業日5~10営業日2~3営業日
配送状況の追跡×
受領印追加可追加可×
※エコノミーは航空便のみ。船便は現在取扱いしていない。

エコノミー航空便は安いだけあって、配送されるまでとにかく時間がかかります。発送できる重量は2kgが上限(エコノミー船便の上限は20kgですが、アジア方面へは現在取扱いが中止になっています)。また、配送状況の追跡(Tracking)もついていません。

一方、エコノミー航空便以外は発送できる重量の上限が20kgであり、いずれも配送状況の追跡がついてきます。

それでは、それぞれの発送方法の料金がどのように設定されているのかを見てみたいと思います。

エコノミー航空便の送料

エコノミー航空便には『レター』と『小包』の二種類があり、それぞれの料金と特徴は下記の通り。

  • レターで送ることができるのは、『手紙』『ドキュメント(文章・資料等)』
  • 発送できる重量の上限はレターでは500gまで、小包が2kgまで
  • 配送状況の追跡はなし
  • 紛失と破損に対する補償の上限は$100
  • お届け日数がとにかく長い(1ヶ月以上)

エコノミー航空便はお届けまで時間がかかるし、配送状況の追跡もないので、重要なお荷物を送る際の利用にはあまりお勧めできないですね。

定形国際小包の送料

定形国際小包に関しては、封筒が3種類(Small satchel・Medium Satchel・Large Satchel)と箱が1種類(Box)用意されています。各封筒に入れられる荷物には最大重量が設定されているので、送りたい物の重量と大きに応じて封筒を選択すれば良いようになっています。
ただし、クーリエに関しては封筒(小)と封筒(中)しか用意されていないです。

  • 希望お届け日数に応じて『Standard』『Express』『Courier』から選択可能
  • 配送状況の追跡あり
  • 紛失と破損に対する補償の上限は$100
  • 同一国への発送、かつ同一サイズの封筒が5個以上の場合は、5%割引

オンラインショップの運営で、日本に大量に商品を送る際には5%割引が適用できる場合がありそうなので、活用できそうです。

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定形外国際小包の送料

自身で用意した封筒や箱でお荷物を発送する際には、定形外国際小包を利用することになります。

  • 希望お届け日数に応じて『Standard』『Express』『Courier』から選択可能
  • 配送状況の追跡あり
  • 紛失と破損に対する補償の上限は$100
  • 『Expressの送料』は『Standardの送料+$15』
  • 『Courierの送料』は『Standardの送料+$70』

定形外国際小包の送料は、同一重量であれば定形国際小包の送料と同額になります。
2kgまでの重量に関しては、エコノミー航空便よりも$4高くはなりますが、お届け日数や配送状況の追跡が付与されていることを考慮にいれると、個人的にはエコノミー航空便よりもこちらを使った方がよいのではないかと思います。

オーストラリアPostの送料に関するPDF

日本に発送できない物

日本が設定している輸入禁止物一覧がAustralia PostのHPに記載されていました。

International post guide
Before you send to Japan from Australia, check our destination gu...

銃器や麻薬類、動物・魚、肉製品といった当然発送できないと想定できるものから、これもダメなの?って思ってしまうものが記載されています。

日本への発送が禁止されているものの中で意外なものとしては、以下の3つが書いてありました。

  • シリアル
  • コーヒー、紅茶、マテ茶
  • スパイス

これらがなぜ発送禁止なのかが疑問でしかないです。

ということで、日本の税関で輸入禁止物がどのように記載されているのかを確認してみたところ、以下のように記載されていました。

  1. 麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚せい剤及びあへん吸煙具
  2. けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品(モデルガン、水中銃、刀剣を含む)、それらをイメージさせるもの(おもちゃ等)
  3. 爆発物の危険性のあるもの(マッチ・ライター・スプレー缶、ガスボンベ、リチウムイオン電池やPowerBank(mobile battery)など)、Flammableと記載のあるもの(香水、コロン、サニタイザ―、マニキュア、除光液など)
  4. 火薬類
  5. 化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質
  6. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第20項に規定する一種病原体等及び同条第21項に規定する二種病原体等
  7. 貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード(生カードを含む)
  8. 公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品
  9. 児童ポルノ
  10. 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品
  11. 不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号までに掲げる行為を組成する物品
  12. 花・種子、果物・野菜など生果実については、植物の種類や国・地域によって日本への輸入を禁止しているものがあります。また苗木自体にも輸入制限を受けるものがあります。
  13. ビーフジャーキー・ソーセージなどの肉製品(缶詰も不可)、ペットフード・ペット用サプリ、肉を使った商品(スープミックスなど)
  14. ワシントン条約に抵触するもの(ワニ、トカゲ、ダチョウ、ヘビ革製品、バニラ、アロエ、アガベ、キャビアと記載されている商品、木製の商品など)

日本の税関HP参照

コーヒーに関しては焙煎前のものであれば種子に該当し、輸入は禁止になるであろうが、焙煎されたコーヒーであれば日本側は問題なさそうです。

またシリアルや紅茶に関しても日本側は特段問題がなさそうです。

スパイスに関しては、モノによっては種子などで引っかかる可能性がありそうですが、スーパーなどで売っているモノに関してはまず問題になることはないと思います。

結論として、Australia PostのHPに記載されていた『シリアル』『コーヒー』『紅茶』『マテ茶』『スパイス』はいずれも日本に送ることが可能だと判断できます。

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