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【簡単】Uberドライバーの始め方をわかりやすく解説

Uber/UberEats

オーストラリアでUberドライバーの仕事に興味はあるものの、手続きがややこしそうで諦めていたりしませんか?

この記事では、オーストラリアQLD州でのUberドライバーを始めるための手順をわかりやすく解説しています。(他州でもやり方はほとんど同じです)

詳細を解説する前に、ざっくりと全体の流れを下記に記載しておきます。

  1. TransportでUberドライバーを始めるために必要な書類一式をもらう
    (受付でUberDriver登録したいと言えばOK)
  2. 各種申請書を記入
  3. 健康診断を受診
  4. Certificate of Inspection (COI, 車の検査証明)を取得
  5. CTP保険のクラス変更
  6. 準備した書類一式を持ってTransportで申請
  7. Uberドライバーとして登録

また、実際に手続きに着手する前に、そもそもUberドライバーの要件、および使用予定の車が要件を満たしているかは、各自で確認してください。

Uberドライバーになるための要件
  • 20歳以上(NSWおよびVISは21歳以上)
  • 住んでいる州で有効(12ヶ月間)な運転免許書を保有している
  • ABNの保有
  • オーストラリアで就労可能なビザを保有(VEVO Check)
  • 車両の製造15年以内で、ANCAPの評価が5-Starを満たしている
  • 車両は5席以上で4ドア(UberXの場合)

※ Uberドライバーの要件 ⇒ Uber Driver-partner requirements
※ UberXの車両の要件  ⇒ Uber Vehicle requirements

JIN
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それでは、Uberドライバーになるために準備すべきものを解説していきます!

※本記事に記載している費用は2024年6月時点のものであり、今後は値上がりする可能性もあります。

TransportでUberドライバーに必要な書類一式をゲット

Uberドライバーを始めるためにはライセンスを申請したり、車の使用目的の変更届けを出したりする必要があり、それに伴っていくつもの申請書が必要になります。

全ての申請書類はオンラインでダウンロードは出来るが、抜け漏れがあると面倒なので、まずは近くのQLD州運輸局(Transport)で書類一式をもらってくるのが手っ取り早いと思います。

JIN
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Transport受付で以下の様に言えば、申請書一式がもらえます。

「I want to become an Uber Driver, so could you give me the application form please.」

(Uberドライバーになりたいので、申請書頂戴!)

ちなみにもらえる書類一式は下記の通りになります。

各書類の詳細については、次に説明します。

Driver Authorisation (DA)

特定の公共旅客サービス(タクシー、バス、リムジン、ハイヤー、ライドシェアなど)に使用される自動車の運転者は、Driver Authorisation (DA)の資格を保持することが義務付けられています
DAの目的は、公共旅客車両の運転手に関する公共旅客サービスに対する国民の信頼を最大化すること。

Driver Authorisation ApplicationはTransport、もしくは下記よりダウンロードして入手することができます。

PDF『Driver Authorisation Application

職業ドライバ―のための健康診断の受診

Driver Authorisation (DA)を申請するには、事前に健康診断を受信する必要があります
健康診断はどこの病院でも良いわけではなく、職業ドライバー用の健康診断を実施している病院で受ける必要があります。

自身でGoogleで病院を探すのでも良いが、Uberが推奨している『JOBFIT』から申し込むのが最も手っ取り早いです。

\ドライバー用健康診断の予約はコチラ/

健康診断で病院に行く際には、『Medical Certificate for Motor Vehicle Driver』の申請書を記入して持っていく必要があります。この申請書はTransport、もしくは下記よりダウンロードして入手することができます。

PDF『Medical Certificate for Motor Vehicle Driver

なお、JOBFITで健康診断を申し込んだ場合は、現地で問診表と共に記入することになるので、事前準備は不要です。

JIN
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僕自身はJOBFITから予約し、SouthportのAustralia Fair近くにある診察所で健康診断を受けてきました。

費用$163.35(2024年時点)
持ち物写真付きID(可能であれば運転免許書が望ましい)
問診票5枚くらい
主にアルコールの摂取、睡眠と病歴・お薬の服用に関する質問
各種検査看護師が実施
血圧・視力・聴力・身体の可動域・平衡感覚・尿検査
※血液検査及び胸部X線はなし
医師との面談医師とオンラインで簡単な面談(5分程度)
ここで何年分(1~5年)申請したいかを聞かれます。
ココでの料金は変わらないので、5年と言っておきましょう。
所要時間20分程度
運転に問題がないかを検査するためにステップやダンベルが置いてある

健康診断を受けると、紙ベースで医師の署名が入った『Medical Certificate for Motor Vehicle Driver』がもらえるので、大切に保管しましょう。
JOBFITで受診した場合は、紙ベースとあわせてEメールでPDFも送られてきます。

Book Hire Service Licence(BHSL)

Book Hire Service Licence (BHSL)とは、お客様にハイヤーサービスを提供するのに適した安全な車両であることを保証する車両のライセンスです。

タクシーやリムジン以外の車両で予約ハイヤーサービスを提供する場合は、車両に対するBHSLを申請する必要があります。

JIN
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「Driver Authorisation Licence」は運転する人に対する資格であるのに対して、「Book Hire Service Licence」はシェアライドで使用する自動車の所有者に対して発行される許可証です

BHSLの申請書はTransport、もしくは下記よりダウンロードして入手することができます。

PDF『Booked Hire Service Licence Application

BHSLを申請するためには、以下の条件をクリアする必要になります。

  1. QLD州で登録されている12シートの車であること
  2. Certificate of Inspection (COI, 車の検査証明)が実施されていること
  3. 適正なCompulsory Third Party (CTP) に加入していること
  4. 正しい目的(POU)として登録されていること

これからUber Driverをはじめようと考えている人は、当然上記2.~4.は未申請(未実施)のため、まずはこれらから片付けていく必要があります。

JIN
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これらをすべて実施した後に、「Book Hire Service Licence Application(申請書)」を持ってTMR(トランスポート)に行くか、オンラインで申請する必要があります。

Certificate of Inspection (COI, 車の検査証明)の実施

Certificate of Inspection (COI) は日本でいう所のタクシーの法定点検と考えてもらえれば良いです。
車両の点検はどこで受けてもいいというわけではなく、QLD州運輸局(Transport)の認定を受けた公認検査所(整備工場)で実施する必要があります。

Uberは「RedBook」と提携しており、お手頃価格($69.30、2024年時点)でCOIの検査を受けることができます。ただしGold CoastにはRedBookの整備工場がなく、最も近くがブリスベンの Slacks Creek (IKEAがある近く)になります。

※クリックでREDBOOKのサイトに飛びます

Gold Coast内でCOIインスぺ可能な自動車整備工場をGoogleで探すといくつかありますが、どれもRedBookよりは費用が高く、料金相場は$100~$120(2024年時点)です。

JIN
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僕はブリスベンの方まで行くのが面倒だったので、アシュモアにある「Ashmore RWC」でやりました。費用は$100で1時間弱で終わりました。

インスぺを受けるとこういった検査証明がもらえるので、大切に保管しましょう。
コチラは後ほどTransportに持っていく必要があります!

CTP保険のクラス変更

Book Hire Service Licence (BHSL)を申請するには、事前にCTP保険(自賠責保険)を一般車両用のCTP(乗用車はClass1、UTEとバンはClass6)からライドシェアリング用(Class 26)に変更する必要があります

Class26へは以下の手順で変更が可能

  1. 車のCTP保険会社を確認
    CPT会社がわからない場合は、コチラからCPT会社を検
  2. CPT会社に電話してclass 26に変更したい旨を伝える
    QLD州のCPT会社連絡先一覧はコチラ
  3. CPT保険会社にCTP保険料の差額を支払う(電話でクレカを伝えて支払う)
    class 1からclass 26に変更することでCTP費が年間約$320あがります
    CTP class を変更した際には、次回レジストレーションまでの期間の差額を電話越しで支払う
JIN
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CPTのクラス変更は電話1本で出来るので楽ですが、英語が苦手な人にとってはハードルが高いと感じる方もいるかも…

電話では「I want to change my CPT class from 1 to 26」と伝えるだけで大丈夫です!

そうすると「氏名」「住所」「車のレジナンバー」「メールアドレス(領収書送付用)」を聞かれますので、一つ一つ落ち着いて答えれば問題はないです。

CTP class26の費用ですが、計算すると通常の乗用車のCTP class 1と比べると1日あたり90セント増額します(2024年時点)。申請の準備がまだ整っていない段階(例えばCOIインスペクションをまだ受けていないなど)でCTPを切り替えてしまうと、余計に費用が加算しますので、注意は必要です。

このため、切り替えのタイミングは「Booked Hire Service Licence」の申請直前が良いですね。

JIN
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CTP保険会社に切り替えの依頼をすると「いつから切り替えますか?」と聞かれるので、自分が申請できるであろう1~2日前に切り替えるように伝えましょう!

変更が完了するとこういったレターがメールで送られてくるので、プリントアウトして保管しましょう。
後ほどTransportに持っていく必要があります!

自動車の使用目的変更の申請書(POU)を準備

CTPをclass1(一般乗用車)からclass26(ライドシェア)に変更した場合、自動車の使用目的が変わるので、これをTransporに申請する必要があります。

申請書はTransport、もしくは下記よりダウンロードして入手することができます。

PDF『Change of Vehicle Particulars Notification

コチラの申請書の『6. Purpose of use』では『Booked hire』を選択しましょう
『Booked hire rental』は法人用なので、間違えてこっちを選択しないよう注意しましょう。

JIN
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この申請書はとりあえず記入しておくだけで大丈夫です!

全ての書類がそろったらTMR(Transport and Main Roads)へ

事前にやっておくべきことが完了し、すべての資料がそろったら申請しにQLD州運輸局(Transport)へGo!

その際に運転免許書と永住権者はメディケア、学生ビザ・ワーホリはパスポートとビザの種類がわかるものを持参するようにしましょう!

Driver Authorisation (DA)申請に必要な書類
  • Driver Authorisation Application(申請用紙)
  • Medical Certificate for Motor Vehicle Driver(健康診断)

Driver Authorisation 申請費用(2024年時点)
1 year : $169.05
2 years : $262.85
3 years : $350.30
4 years : $437.80
5 years : $525.40
※健康診断で承認を得た年数以上は申請できない

最新の価格はコチラで確認⇩⇩⇩
https://www.qld.gov.au/transport/public/operators/fees

Criminal History Check : $49.30(新規登録時のみ必要)

JIN
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『Criminal History Check(無犯罪証明書)』はUberEatsを始めた際に取得したものを使えるのかを聞いたが、Troansportが独自に行う必要があるから流用はダメと言われました。

Book Hire Service Licence(BHSL)申請に必要な書類
  • Booked Hire Service Licence Application(申請用紙)
  • Certificate of Inspection (COI)(車の検査証明書)
  • CTP insurance – change of insurance(保険会社よりもらえるCTP26に変更したLetter)
  • Change of Vehicle Particulars Notification(車の使用目的変更の申請書)

Booked Hire Service Licence 申請費用(2024年時点)
$255.60/年

両ライセンスは交付まで4~6週間くらいかかると言われます。

JIN
JIN

僕の場合、「Driver Authorisation」は2週間でライセンス(カード)が郵送で届きました。

同じ日に申請した友人は翌週には承認されたというメールでPDF版が届き、やはり2週間後にカードタイプが郵送されてきたそうです。

ちなみに僕には承認メールは届いてないです…(なぜ??)

もう一つの「Book Hire Service Licence(BHSL)」は翌週にはメールでPDFのライセンスが届き、カードタイプは3週間後に郵送されてきました。

免許書と同じサイズのDriver Authorisation
こちらのサイズはニンテンドーDSくらいあります

Uber Driverへの登録、または変更手続き

ここまできたら、あと少しです。
最後の関門がUber のドライバーアカウントを作成、または既にUberEatsのデリバリーとしてアカウントを持っている場合はドライバーに切り替える作業があります。

Uberアカウントを持っていない場合

はじめてUberを登録する場合は、下記ボタンよりUberに飛んでアカウントを作成しましょう。

\電話番号・メルアド・Googleアカウントで登録可/

アカウント作成後は指示に従い、以下の書類をアップロードすればOK。

  • 運転免許書(表面)
  • 車のレジストレーション(支払った後にメールで届くRegistration Certification)
  • Driver Authorisation
  • Booked Hire Service Licence
  • Certificate of Inspection (COI, 車の検査証明)

そして最後に簡単なオンライン講習を受ければ完了です!

UberEatsデリバリーのアカウントを持っている場合

既にUberEatsをやっている場合は、UberEats からUber Driverにスイッチする必要があります。
その方法は別記事でまとめていますので、そちらを参照してください。

⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩

Uber Driverを始めるためにかかった総費用

Uber Driverを始めるにはいろいろな準備・作業があり、お金がかかります。またライセンスの申請にもお金がかかっています。この初期投資がいくらかかったのかをまとめてみました。

  • Driver Authorisation 申請費:$169.05(1年)~$525.40(5年)
  • 無犯罪証明費(Transport用):$49.30
  • Book Hire Service Licence申請費:$255.60
  • 健康診断費:$163.35
  • COI検査費:$69.30~$100
  • CTP Class26への変更による増減費:約$320(初年度は次回レジ支払日まで日割)

年間合計 約$1,000

※健康診断やCOI検査をどこで受けるか、CTPの支払期間などによって多少変動します

UberドライバーはUberEatsデリバリーよりは収入が多くはなるものの、はやりこの初期投資の金額は決して安くはないですね。ただし、ガッツリUberドライバーとして働くのであれば、あっという間に元は取れます。

JIN
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