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オーストラリア親子留学事情|渡豪前に知っておくべきこと!

親子留学

オーストラリアへの親子留学は、日本を含め多くの国々から人気があります。

オーストラリアには、英語教育をはじめ、安全で自然豊かな環境、多様な文化、アウトドアやマリンスポーツなど魅力的な要素がたくさんあります。また、日本との時差もそれほど大きくなく、比較的気候も穏やかなため、親子での留学に適しているとされています。

本記事では、なぜオーストラリアが親子留学の地として人気なのか、親子留学で来た場合の宿泊施設の選択肢やチャイルドケア・語学学校・現地校の違いなどについて解説していきたいと思います。

この記事を読むとわかるコト
  • オーストラリアが親子留学先として人気の理由
  • オーストラリアへの短期親子留学の費用
  • 親子留学での滞在先の選択肢
  • オーストラリアのチャイルドケア、語学学校、現地校について

オーストラリアが親子留学先として人気なワケ

オーストラリアは物価が高いが、それでも親子留学先として人気がとても高いです。なぜオーストラリアがそこまで人気なのか、その理由を説明していきます。

子供の教育方針が魅力的

オーストラリアでは、子供自身の個性を尊重した教育方針が取られています。

この教育方針はチャイルドケア(保育園)から始まり、子供は自分の意見や主張を述べる力を身につけることで、自分の個性を伸ばしていきます。

また子供の教育では一般的な学習内容に加え、社会性や感情表現、コミュニケーションスキル、自己表現能力、自己肯定感などが重視されます。また、運動能力や創造性、好奇心などを促進するため、自由遊びや創造的な遊びが導入されることもあります。

このようにオーストラリアの児童教育は、子供たちの発育・発達を促進することを目的に最新の教育技術が活用されています。

治安が比較的良い

オーストラリアは他の英語圏の国と比べると治安が良いのも親子留学の地として人気の理由です。街はどこも比較的キレイで、安心して買い物もできます。

ただし、夜は街灯が少ない地域もあるので、安全のため無暗に外出することはおすすめしません。

親日家が多い

オーストラリアには親日家が多いです。学校では第二外国語として日本語を採用しているところもあるくらいです。

とりわけ、ゴールドコーストは観光で成り立っている都市であるため、日本人に限らず外国人には親切な印象があります。

オーストラリア短期親子留学の費用は?

オーストラリアに短期親子留学をしたいと思った場合、最も気になるのが費用です。

そこで、親子2人でオーストラリアに一週間親子留学をした場合の費用の目安を紹介したいと思います。なお、親子留学のプログラムは以下の通りとした場合です。

親子留学のプログラム
  •  航空会社はジェットスター(LCC)を利用
  •  滞在先はホームステイ(朝夕2食、送迎付き付き)
  •  親は語学学校に通学(週5日)
  •  子は現地チャイルドケアに通園(週5日)
  •  親子留学エージェントを利用

上記の場合、費用の目安は約55万~90万円です。

費用の内訳は下記の通り。

項目1人当たりの費用親子2人分の費用
往復航空券
(成田~ゴールドコースト)
12万~20万円24万~40万
ホームステイ8万~10万円/週
語学学校2万~6万円
チャイルドケア(週5日)6万~10万円/人
日常生活費
(ホームステイの場合)
2,000円4,000円
ビザ代(観光ビザ)1,600円3,200円
海外旅行傷害保険2,000~4,000円4,000~8,000円
親子留学エージェント費8万~20万円
※航空券はセール時は約3万円/人になることがある
※日常生活費はホームステイ(2食付き)の場合

滞在する都市や地域、季節によっては費用の変動はあります。また、ホームステイではなくコンドミニアムに宿泊した場合は、週10万円~とさらに費用は増大します。2食付きのホームステイの場合、昼食代のみかかるため、かなり節約ができます。

以上のように、オーストラリアの短期親子留学の費用は、航空券、宿泊費、語学学校費、チャイルドケア費、日常生活費、保険費用などによって異なります。

JIN
JIN

オーストラリアへの短期親子留学の費用はそれなりにしますが、航空券をセール時に購入し、チャイルドケアを週4日、親は語学学校に行かずに市が開催しているフリーの英語レッスンなどに参加したりすれば、それなりに費用は抑えられるのかなという印象ですね。

親子留学の際のビザ

3ヶ月以内の短期親子留学の場合のビザは「観光ビザになります。
観光ビザであっても、子供は現地校に入学することができます。ただし観光ビザの場合、親には就業資格がないので、現地で働くことはできません。

3ヶ月以上の長期親子留学の場合のビザは、「親の学生ビザに子供は扶養家族として同行」もしくは「子供の学生ビザに親はガーディアン(保護者)ビザになります。

JIN
JIN

長期親子留学の場合のビザに関しては、それぞれに制約や長所短所があるので、留学エージェントに相談するようにしましょう。

オーストラリア親子留学の宿泊先事情

オーストラリアで親子留学をする場合、滞在先としては「ホームステイ」または「コンドミニアム」のどちらかが一般的です。それぞれにはメリット・デメリットがあるので、行く前にそれぞれの特徴をちゃんと理解しておきましょう。

ホームステイ

ホームステイとは、現地の一般家庭に滞在し、その家庭と共同生活を送ることを指します。一般的には、食事や宿泊、日常生活のサポートなどをホストファミリーが提供し、留学生はその家庭で生活をすることで貴重な体験をすることができます。

ホームステイのメリット

  1. 英語力が短期間で向上する
  2. 現地の文化や生活を体験できる
  3. 宿泊費を抑えることができる
  4. 現地の人々との交流が深まる

<1. 英語力が短期間で向上する>
ホストファミリーとのコミュニケーションを通じて、現地の言葉をより自然な形で学ぶことができます。また、ホストファミリーから正しい発音や表現方法を学ぶことができるため、言語力の向上につながりやすいです。

<2. 現地の文化や生活を体験できる>
ホームステイでは現地の人々と一緒に生活することができるため、その国の文化や習慣に触れることができます。また、日常生活での会話や食事などを通して、その国の言葉や食文化を学ぶこともできます。

<3. 宿泊費をおさえることができる>
ホームステイは、ホテルやコンドミニアムなどに比べて比較的安価な宿泊費で済む場合があります。また、食事も提供される場合が多いため、食費も節約することができます。

<4. 現地の人々との交流が深まる>
ホストファミリーと一緒に暮らすことで、現地の人々との交流が深まります。地元の人々に案内してもらったり、一緒に過ごすことで、現地での滞在がより豊かなものになります。

ホームステイのデメリット

  1. プライバシーが制限される
  2. ホストファミリーとのコミュニケーションに苦労する場合がある
  3. ホストファミリーとの生活習慣の違いに適応する必要がある
  4. 自由度が低い
  5. ホストファミリーとの相性が合わない場合がある

<1. プライバシーが制限される >
ホストファミリーの家に滞在する場合、自分の時間や空間が限られる場合があります。ホストファミリーと一緒に生活するため、プライバシーが制限されることがあります。

<2. ホストファミリーとのコミュニケーションに苦労する場合がある >
ホストファミリーとのコミュニケーションに苦労する場合があります。言語の問題や、文化の違いによって、意思疎通がうまくいかないことがあるためです。

<3. ホストファミリーとの生活習慣の違いに適応する必要がある>
異文化に適応するために、ホストファミリーとの生活習慣の違いに適応する必要があります。たとえば、食事の時間が異なる、靴を脱ぐ習慣がある、お風呂の使い方が異なるなど様々な違いがあるため、それに適応する必要があります。

<4. 自由度が低い >
ホームステイでは、ホストファミリーと一緒に生活するため、自由度が低いことがあります。ホストファミリーのルールに従わなければならないため、自由に行動することができない場合があります。

<5. ホストファミリーとの相性が合わない場合がある>
ホストファミリーとの相性が合わない場合があるため、居心地が悪くなることがあります。この場合、すぐに別の宿泊先を探すことができないため、ストレスを感じることがあります。

おすすめのホームステイ先

ホームステイを希望した場合、エージェントによってはある程度ホームステイ先の希望を聞いてくれる場合があります。皆さんだったらどんな希望をだしますか?

おすすめのホームステイ先
  • ホストファミリーのどちらかが日本人
  • リタイアしている夫婦

<ホストファミリーのどちらかが日本人>
ホストファミリーのどちら(父親または母親)かが日本人だと、ほどよい英語環境がありながら困った時には日本語でもコミュニケーションが取れるというかなり恵まれた環境になります。
また、日本の生活習慣や価値観を理解しているため、ストレスを感じることなくホストファミリーの家に滞在できることが多いのでおすすめです。

<リタイアしている夫婦>
親子留学の場合、ホームステイ先として自分の子供と同じ年齢くらいの子供がいる家庭を望む方がいます。確かにホームステイ先に同年齢の子供がいれば、一緒に遊べたりもするし、子供の英語力も伸びそうな気がして魅力的に感じます。

ただし現実はそう甘くはないです。ホリデー期間中ならまだしも学校がある期間だと、ホストマザーは大忙しです。朝は自分の子供の学校送迎にホームステイしている家族の語学学校やチャイルドケアへの送迎もあるので、バッタバッタです。夕方はお迎えに夕食の準備とこれまた大忙しで、ホームステイフしている家族とゆっくり会話する時間は意外と少ないかもしれません。

それに対して、リタイアしている夫婦だとかなりのんびりした生活を送っていることが多いです。ホストファミリーと共に過ごす時間にもゆとりがあるので、おすすめです。

コンドミニアム

コンドミニアムはキッチンや洗濯機など生活するための設備が備えられた宿泊施設です。ホテルと同様に完全にプライベートが保証されているので、快適に過ごすことができます。

コンドミニアムのメリット

  1. プライバシーが守られる
  2. 快適な生活空間が提供される
  3. 長期滞在に適している
  4. ホテルよりも費用が抑えられる

<1. プライバシーが守られる>
コンドミニアムは一般的に独立した部屋や空間を提供しています。ホームステイのように他人と空間を共有する必要がないため、プライバシーが守られます。

<2. 快適な生活空間が提供される>
コンドミニアムは独立した部屋だけでなく、キッチンやリビングルームなどの快適な生活空間があります。滞在中は自炊もできるため、食事に関する自由度も高くなります。

<3. 長期滞在に適している>
親子留学は比較的長期間の滞在を必要とするため、コンドミニアムはその点でも適しています。部屋が広く洗濯機などの必要なものも揃っています。

<4. ホテルよりも費用が抑えられる>
一般的にコンドミニアムの滞在費用はホテルよりも安価であるため、親子留学においては費用を抑えることができます。また、自炊ができるため、食費を抑えることもできます。

コンドミニアムのデメリット

  1. 孤独感が生じることがある
  2. 語学学校やチャイルドケアへの送迎がない
  3. 自炊するには買出しが必要
  4. 宿泊費が高くつくことがある
  5. トラブルに対処するのが難しいことがある

1. 孤独感が生じることがある>
コンドミニアムに滞在する場合、他人とのコミュニケーションが極端に少なくなる場合があります。ホームステイの場合はホストファミリーと会話する機会がいくらでもあるが、知り合いがいない土地でコンドミニアムに宿泊した場合は話し相手が子供だけになってしまい、孤独感を感じてしまうことがあります。

2. 語学学校やチャイルドケアへの送迎がない>
ホームステイでは語学学校やチャイルドケアへの送迎がオプションでついてくることがあります。一方、コンドミニアムに宿泊した場合は自身で送迎をする必要があり、公共交通を利用しての通学・通園が大変と感じてしまうことがあります。

3. 自炊するには買出しが必要>
コンドミニアムにはキッチンが完備されていることが多く、自炊をすることで費用を抑えることができます。ただし、自炊するには食材を買いに行く必要があり、滞在先が市街地から遠くて買い物に時間を要する場合は不便を感じることがあります。

4. 宿泊費が高くつくことがある>
コンドミニアムはホテルに比べて宿泊費は安いが、ホームステイと比べると高くなることが多いです。

<5. トラブルに対処するのが難しいことがある>
コンドミニアムにはフロントがない場合があります。そのためチェックインやチェックアウトの手続き、またはトラブルに対処する場合、対処方法を自分で調べる必要があり、対処が難しくなることがあります。

親子留学での学校・チャイルドケア事情

オーストラリアンの教育システムは一般的に高い水準であり、世界的にも高い評価を受けています。

幼児教育では、子供たちの発達段階に合わせて社会性や感情表現、コミュニケーションスキル、自己表現能力、自己肯定感などを重視した教育内容が提供されています。

初等・中等教育では、通常のカリキュラムに加えてスポーツ・音楽・アートなどの芸術分野や、コンピューターや科学・技術・言語などの分野にも重点が置かれています。また、学生の自己表現能力や自立心、協調性なども重視されているのが特徴です。

語学学校

対象年齢:6歳~
プログラム:
(コース) 
子供:Young Learner(児童クラス)
大人:General English(一般英語)
(その他にもコースはあるが、ほとんどの人はこのどちらかを選択)
登録料:$0~250
一週間の費用:$200~500
教材費:$0~100
主な学生の国籍:韓国、中国、日本、ブラジル、チリ、イタリア、ドイツ

オーストラリアの語学学校には、一般英語、ビジネス英語、アカデミック英語、IELTS対策と様々なプログラムが用意されているが、親子留学で通う場合は「児童クラス」か「一般英語」を選択する方がほとんどです。

語学学校には世界中から学生が集まってきます。学生たちは異なる文化やバックグラウンドを持っているので、彼らと交流することで異文化コミュニケーションのスキルが身に付きます。ちなみにだが、大人のクラスだとブラジルやチリ、韓国からの留学生が多く、子供のクラスだと韓国・中学からの留学生が多い傾向にあります。

JIN
JIN

語学学校のクラスメイトがアジア人ばかりでがっかりしたという人がたまにいます。けど、よく考えてください!英語を習いにくる人は当然非英語圏出身者であり、その大半がアジア圏の人となるのは当然です。

現地校

対象学年:小学校~高校
学校:現地の私立校、公立校
制服:短期の場合は不要な場合が多い
長期の場合は購入の必要性あり
期間:2週間~
費用:$1,000/週 ~
英語力:授業が理解できる程度の最低限の英語力が必須

オーストラリアの現地で暮らす子供たちと一緒に英語を学びたい場合、現地校への短期留学がおすすめです。

現地校への短期留学は主に2週間から受け付けているところが多いです。学校は私立と公立があるが、すんなり入学が認められやすいのは私立です。公立の場合は州政府教育期間への申請などが必要な場合があり、入学が認められるまで多少の時間を要する場合があります。

JIN
JIN

現地校を希望する場合は、手続等が難しくなるため必ず留学エージェントを通すことをおすすめします。

オーストラリアの学校は制服を採用しているところがほとんどです。短期留学の場合は、制服の着用を免除してくれるところもあるが、2~3週間以上通学する場合は制服の準備が必要になります。新品で購入すると非常に高額ですので、現地に到着してからFacebookのマーケットプレースなどで中古を探して購入することがおすすめです。

チャイルドケア

対象年齢:0歳~5歳
入園料:$0~400
一日当たりの費用:$200~160
登園~帰宅時間:6:00~18:30(センターによって異なる)
ランチ:センターで準備してくれるところが多い

チャイルドケアは日本で言うところの保育園です。ただし日本の保育園と大きく異なるのは、そこが子供をただ単に預ける場所ではなく、子供の教育の場であることです。

オーストラリアでは「Early Years Learning Framework(EYLF)」という幼児教育の品質向上、幼児期における学習と発達の促進を目的に生後0歳~5歳までの子供たちに対する教育プログラムが設計されています。

このため、チャイルドケアではこの教育プログラムに則って、子供の個性を尊重し、子供自身が自己肯定感を高めて豊かな学習体験ができるようなあそぼを中心とした学びの場が提供されています。

JIN
JIN

オーストラリアのチャイルドケアはかなり高額です。週5日通わせてしまうと、それだけで$650~800位してしまいます。チャイルドケアにお子さんを通わせたいけどそこまで費用を出せない場合などは、通わせる日数を減らすのもありですね。

親子留学エージェント

親子留学をする場合、学校やチャイルドケアの手配などは個人でもできるが、評判の良いところを自分で探すのはかなり難しいと思います。また、チャイルドケアの申込書は記入項目が多かったりするので、かなり大変です。

親子留学エージェントに依頼すると、学校やチャイルドケアの選定と申込を代理でやってくれたりしますので、かなり楽です。ホームステイを希望する場合も、もちろん手配してくれます。

自分でやる代わりに色々な手続きなどをやってくれるのはありがたい反面、当然費用もかかります。
親子留学のエージェント費は滞在期間などにもよるが約10万~20万円が相場になっています

費用には以下のものが含まれていることが多いです。

エージェント費に含まれるもの
  • 空港往復送迎
  • ホームステイやコンドミニアムの手配
  • 学校の手配と申込手続きの代理
  • チャイルドケアの手配と申込手続きの代理
  • 到着時のオリエンテーション
  • 出発前相談
  • 現地での電話やLINEによるトラブル対応
エージェント費に含まれないもの
  • 航空券代
  • 海外旅行保険代
  • 査証ビザ
  • 現地交通費
  • 宿泊費(コンドミニアムまたはホテル利用の場合)

エージェント費は決して安いとは言えないが、海外に不慣れであったり現地校への留学を希望する場合は、親子留学エージェントを使わざるをえないと思います。

JIN
JIN

語学留学の場合は、エージェント費が無料の場合があります。これはエージェントが留学生に語学学校を紹介することで、学校側から紹介料をもらうことができるため無料での対応を可能にしています。

一方、親子留学の場合は語学学校に通う期間が短かかったり、チャイルドケアに関してはそもそも紹介料がないので、どうしてもエージェント費を取らざるを得ないのが現状です。

まとめ

オーストラリアへの親子留学に関しての「留学費用」「滞在先」「学校・チャイルドケア」についてまとめてみました。

もちろんここで書いたことが全てではなく、州や地域、時期により状況や費用が異なる場合もあります。より詳しい状況を知りたい場合は、無料でいろいろな情報を教えてくれるえ留学エージェントもいますので、問い合わせてみるのも良いかもしれません。

本記事がきっかけで、オーストラリアへの親子留学に興味を持っていただければ幸いです。

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