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ABNで仕事をした時のインボイス(Invoice)の書き方

仕事の紹介

オーストラリアでABN(Australian Business Number)を取得して、個人事業主として仕事を請け負った場合、業務が終了した後にインボイス(請求書)を提出する必要があります

なぜインボイスを提出しないといけないかというと、仕事の形態が雇用ではなく請負いであるからです。仕事の完遂をもって委託者に請求書を送らないと、報酬は支払われません。

はじめてABNで仕事をした場合、このインボイスをどのように書いたら良いのかほとんどの人がわからないと思います。委託者に聞いても、「時間と金額を書いといてね」という不明確な返事しかもらえないこともあります。

そこで、この記事ではABNで仕事をした場合のインボイスの書き方について簡単にご紹介したいと思います。皆様の参考になればと思います。

インボイス(Invoice)の書き方

雇用されて仕事をした場合は給料が勝手に銀行に振り込まれるが、ABNで仕事をした場合は仕事の終了後にインボイス(請求書)を委託者に送る必要があります。

インボイスに記載すべき内容に関しては、ATO(オーストラリア国税庁)が定めており、以下の内容を記載する必要があります。

<受取人情報>
ビジネスネーム(ない場合は不要)、氏名、住所、連絡先、ABN番号を記載。

<GST>
GST登録(年間売上$75,000以上)をしている場合は、インボイスにGSTを含めるか、表示をする必要があります。GST未登録の場合は、インボイスにGSTを記載する必要はありません。

<インボイスNo.>
各インボイスに割れあてられる固有の識別番号。インボイスを発行するにあたり、この識別番号は非常に重要なものなので必ず記載するようにしましょう。

<振込先銀行情報>
報酬を受け取るために振込先銀行の情報(BSB番号、口座番号、口座名義、銀行名)を記載する必要があります。

JIN
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参考までに、僕がABNで仕事を請負った時に発行したインボイスを載せておきます。

これで問題はありませんでしたが、自分でインボイスを発行するときは記載すべき情報に不備がないかをご自身で再度調べることをおすすめします。

※このインボイスは展示会で家具搬入の仕事をした時の物です。

このインボイスはエクセルで作成しましたが、必要事項が記載されていれば手書きでもOKです。
なお、手書きにした場合は、必ず記録を残すために写メを撮っておきましょう!

インボイスを必要としないABNの仕事

ABNでの仕事でありながら、委託者にインボイスを提出しなくて良い場合があります。

その代表的な仕事がフードデリバリー(UberEATS、DoorDashなど)やドライバー(Uber)のお仕事です。

これらの職種は請負った仕事が全てオンラインで管理されており、明細書もオンライン上で見れるようになっているので、個別にインボイスを提出する必要はありません。

インボイスの提出が必要なのに要求されない仕事

仕事の募集要項に「ABNでのお仕事です」と記載されているのにもかかわらず、いざ働いてみたらインボイスの提出を要求されないまま給料は現金で支給されることが稀にあります。

こういった場合、その仕事はABNでの仕事ではなく、単にキャッシュジョブ(働いていないことになっている)の仕事である可能性が高いです。

後々のトラブル回避のため、ABNでのお仕事の場合は面接時にインボイスをいつまでに提出すればよいかを聞くようにしましょう。

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